血糖値を測ろう！

血糖値とは？血液中の糖の量を数値で表したものです。糖質摂取が多いと高くなり、低くなると体内で作られ一定のレベルに維持されます。血糖値が高いと糖尿病をはじめ様々な病気を併発します。年末年始、非日常の食生活になりますが今年はコロナの感染危険もあるので十分注意したいですね。

最近よく見かける「CGM」とは？「Continuous Glucose Monitoring」の頭文字をとって、「ＣＧＭ（持続血糖測定）」と呼ばれています。血糖値センサー針を皮下に装着し、1５分ごとに読み取った血糖値を、体外の受信機に送信して表示する装置があります。この装置を継続的に装着し、２４時間の血糖値を測定することが可能で、睡眠中であってもその動きを把握することができます。ＣＧＭは血管に針を刺しているのではなく、腕や腹部の皮下に装着し細胞間の液体に含まれる糖分の濃度を測定しています。

血糖値のターゲットを80-140と設定し、それより高くなると黄色で低くなると赤で表示されます。同時に食事と生活記録をつけ、食事内容や生活習慣の振り返ることで普段の生活の中で何をどんな時に食べたら血糖値が上がり、またどんな時に血糖値が下がっているのかが一目瞭然にわかるので対策を講じやすい。写真は医療者用ですが、個人用もあり購入できます。

うちの医院では特にSGLT２阻害薬服用患者さんに2週間CGMをつけ、どこかで低血糖が起こっていないかも確認します。糖尿病の患者さんでSGLT２阻害薬を服用すると低血糖の注意が必要です。このお薬で体重が減るというのは、低血糖を起こしているからと推測できます。

ということで、患者さんには注意を促します。知らず知らずのうちに起こっている体の中のこと。

高血糖と低血糖を起こす食事と生活習慣や体の反応など。客観的に自分の習慣と体を理解することで健康管理につながるのでは！？薬を飲まずに食事・運動療法が身に付けば自分で健康管理ができるはず！